木曽駒ケ岳山頂へ

コヒ

2010年08月27日 07:30

最終日はいよいよ木曽駒ケ岳へのトレッキングです。
キャンプ編1はこちら。
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朝四時に起床しテントから這い出すとうっすらと雲があるものの星も綺麗でマズマズのお天気。
これなら行ける!!と判断・・・すでに開いていた管理棟に一言挨拶をして、
予定通りキャンプ場を早朝五時に出発。
例の長~い林道を下り駒ヶ根IC近くの菅の台バスセンターを目指します。

実はキャンプ場からも駒ケ岳山頂に向う登山道があるのですが、早朝出発でも暗くなるまでに
キャンプ場に引き返すのは困難と判断しロープウェイ利用となりました。(シロウトですしね。)

ロープウェイ駅付近は一般車両は進入禁止のため、バスセンターに車を停めバスにてロープウェイ駅を目指します。

バスセンターには六時少し前に到着しましたが、すでに長蛇の列・・・
しかし、ダイヤとは関係なく臨時便を増発していたのでほどなく列も解消・・・
バスに揺られること30分ほどでロープウェイ駅 「しらび平」 に到着します。
この駅の標高が前述に宮田高原キャンプ場とほぼ同じ約1660m・・・・ここからロープウェイ終点駅
千畳敷まで(標高約2610m)1000m近くを一気に上ります。
さすがは文明の利器、標高差1000m弱をわずか7分半です・・・

したび平まではお天気もまずまずで眺望も良好でしたが、千畳敷に着くと・・・

な感じ・・・ 霧がすごく尾根が見えません・・・
とりあえず今回の目標は木曽駒山頂なので霧にもめげず進むことにしました。
千畳敷の周回コースと宝剣岳、駒ケ岳に向う八丁坂の分岐点には 「ここからは登山です。経験と装備のない方
は進まないでください」 という看板がありました。

こちらが今回のコース。
私達も経験は浅いですがそれなりに準備はしてきたので先に進みます。
しかし、こんな看板があってもTシャツ、単パン、スニーカーなんて人がドンドン登っていきますねええ・・
さすがにハイヒールは見かけませんでしたが・・(笑)
富士山みたいに止められる、ということがないからでしょうがどうなんですかね????
この八丁坂が最初の難関になります。かなり急角度なガレ場ですがしっかり整備されていますので
小学生ぐらいでもちゃんと登れます。

ここからはよく晴れていると・・・・

こんな光景が見られます。これは約三年ほど前に登ったときの写真です。(中央左、雲がかかっているのが富士山)
この時は小学生だった息子が途中体調不良となりここで引き返しました。
三年越しのリベンジとなったわけですが、この時のような天候にはなりませんでした・・・・。

さて八丁坂を登りきると乗越浄土とよばれる尾根にでます。

さすがは尾根・・・猛烈な風です。霧も一段と深くなり、この先に進めるかどうか不安になります。

というわけでこちらで小休止し、様子を見ます・・・

宝剣山荘さんです。こちら飲食せず休憩のみの方は¥300、トイレは有料¥200となります。
これだけの山の上ですからね、平地と同じというわけにはいかないでしょう・・・。

とにかく風が少しでもおさまってくれれば・・・と願いながら山荘内で暖かいコーヒーをいただきます。
外の気温はゆうに10℃を下回っていますが山荘内は2台のストーブのおかげでヌクヌク・・
時折外に出て回りの様子を伺います。ここで断念することも考えたぐらいでしたが、
風が少し弱くなり、見通しもやや回復した時、周りにいた多くの方が一斉に動きはじめました。
私達もこの期を逃さず皆さんの後につづきます・・。
そして何とか中岳山頂に (2925m) たどり着くことができました。

ここも真っ白でまわりはなにも見えませんが、とりあえず一息いれます。
その後も霧は相変わらずですが風は思ったより強く吹かなかったのは幸運でした。
さすがにこの辺りには先ほどまで見かけた軽装の方々の姿はありません・・(笑)
皆さんそれなりの装備をお持ちのようでした。

休憩後頂上山荘の横を通り駒ケ岳山頂へと向かいます。山荘の直ぐ横を通りましたが、
存在に全く気がつきませんでした。視界5m前後でしょうか・・・・・
しかし、頂上に向う途中、霧が流れ頂上が見え始めました。

俄然テンションが上がりますね。
幸い厚い雲に覆われているわけではなく、霧の上は青空でしたので時折周りの景色を見ることができました。

そして頂上に無事到達・・・

中央アルプス最高峰の木曽駒ケ岳山頂 (2956m) です。
途中諦めかけましたが、なんとかここまでたどり着くことができ目標達成!!です。

お昼には少し早いですがやはり山頂ではお弁当でしょう・・・・

周りにはバーナーでお湯を沸かしコーヒーやカップ麺なんかを食べてる方もいらっしゃいました。
しまった・・・持って来るんだった・・・が後の祭り・・

のんびりとお弁当をいただき山頂を後にしました。帰りはなんかこう達成感みたいなものがありますね。

相変わらずの霧でしたが、霧の早い流れの中・・

突然山頂や山頂小屋、テン場などが姿を見せます。テン泊の方、いらしゃったんですね・・・・
ここでテン泊したかったなあああ・・・まあ、もう少し経験を積んでからのお楽しみかな??(笑)

さらに・・

行きには全く見えなかった前岳も姿を見せてくれましたよ・・・。
霧の切れ間から姿が見えると周りからウォーーーと歓声があがるのが面白かったです。(笑)

今回、お天気には恵まれず絶景はおあずけとなりましたが、時折見せる圧巻の光景や
なにより目的が達せられたことに満足しています。
ちなみに所要時間は宝剣山荘での風霧待ち、頂上でのお弁当タイムを含め往復約五時間ほどでした。
ロープウェイのおかげで山頂がぐーんと身近になっていますが、そこはやはり3000m近い場所。
あちこちに書かれていましたが、やはり散歩気分では危険です。
しっかりとした備えと体力、気力で望みましょう・・・。

おしまい・・・。



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