2013年08月19日
北沢キャンプ場から 甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳へ
ザックにテント他一式を詰め込み出かけてきました 南アルプス。
一泊二日で二峰を制覇しようとういう計画です。まあ極々一般的なパターンですけどね・・・
一泊二日で二峰を制覇しようとういう計画です。まあ極々一般的なパターンですけどね・・・








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梅雨明け以降どうも天候が安定せず、なかなか思うように出撃ができませんでした。
8月に入りようやくお空も少し落ち着いてきたかな・・と思える8月の第一週末に計画を実行に移しました。
私にとっては非常にハードなスケジュールで本来なら体調を十分に整えてトライすべきが登山ですが、
どうしても仕事の都合上やむをえず強行しました。
金曜の夜は中深夜勤務。2:00AMまでの勤務を終えその足で登山口である北沢峠へと向かいました。
北沢峠は南アルプス林道の途中にあり、一般車は入ることができません。
長野県側は戸台口(伊那市)にある登山者駐車場に車を停めバスに乗り換えます。
早朝4:00AM前、駐車場着。始発バスは6:00AMですが乗客が多い場合早めにバスが出る、という話を聞いていました。
ここで仮眠をとりたかったのですが始発の臨時便に乗り遅れる可能性もあり、
このまま乗客の列に並ぶこととしました。



早朝4時過ぎの仙流荘バスターミナル。
第一駐車場は満車、第二は停められましたがマズマズの入り。さすがに人が多くあっという間に長い列ができました。
予想通り時刻表より早く臨時のバスがでることとなりました。(これだけの人ですからね)
仮眠しなくてよかった~~。でもこの先がキツイなあああ・・・・
出発時から高速を運転中ずーーーっと綺麗な月と星が見えており、好天に胸を躍らせていましたが、
駐車場に着くと空は真っ白・・・・こちらもテンション



せっかく無理をしてここまできたのに・・・



どーーーせ景色も見えないし仮眠しておこうと決めて早々にグッタリとします。
空も明るくなってきましたが窓外は一面真っ白な世界・・・

ウトウトしていると突然乗客のみなさんの 「ウォーっ」 と言う声に目が覚めました。

標高をあげて行くと雲の上に出るかのようにガスが消え目の前に鋸岳が飛び込んできました。
皆さん一気にテンション




私も眠気眼でボーーーっとしていましたがここで パチッと目が覚めました。

バスの窓越しに 風穴 などもクッキリ見えます。なかなかの透明度です。


こんな景色をみながらテンションを上げ、北沢峠に到着。バス停から10分ほど歩いた所にあるのが、
長衛小屋。極最近新しく立て替えられ新装オープンしたばかりのピカピカの山小屋です。
旧小屋名を北沢駒仙小屋といいましたが、新装オープンで名前も変更。
北沢峠には長衛荘という山小屋がり、現在は非常に紛らわしい状態になっています。
近々長衛荘の方の名前が変更されるらしいですが、それまでは予約等間違えないようにとのことでした。
テン場があるのは長衛小屋の方でここで受付の列に並んでいると見たことあるお顔が・・・・
以前、キャンプ全盛???のころよく一緒にキャンプをしていた touch papaさんと、inaさんがそこにいらっしゃいました。
キャンプ場でバッタリ遭遇ということが昔よくあったのが今は登山口でバッタリ遭遇・・・時代の変化です。(笑)
偶然の遭遇に驚きながらもテントを一緒に張らせていただきました。
お二人の計画をお聞きすると私と全く同じ。まあここでテン泊する方のほとんどがそうですからね。
というわけでスグ横の河原にあるテン場に設営。

写真手前の青いテントからtouch papaさんのアライ、私のニーモ、inaさんのMSRの順です。
幸い通路のスグ横をゲットできラッキー。奥だと夜トイレへ行く際などに必ず張り縄にひっかかりますからネ・・

↑ 朝日に輝く小仙丈をテン場から望む。
青い空と薄い雲、そしてビッシリのカラフルなテント群・・・
ここは約100張り可能らしいですが、トイレや水場から遠くてもよければもう少し張れそうなぐらい広いです。
この日もかなりの数のテントでしたが奥の方にはまだスペースがありましたよ。
バスが定刻より早く出発してくれたおかげで予定より一時間ほど行動時間が長くとれます。
テントをサクっと設営しいざオヤジ三名で 甲斐駒ケ岳山頂 目指しスタート。




(↑ クリックで拡大)
こんな道を進み少しずつ高度を上げて行きます。

↑ 仙水小屋とテン場。10張りぐらいかな? 登山道のスグ横ですから人通りが多い気がします。
でも下のテン場と比べればはるかに落ち着いた雰囲気がありますね。

樹林帯を抜けると正面からガスが迫ってきます。
どうやら山梨側はガスってるようで眺望は望めないかも・・・・

反対側の仙丈ケ岳方面は相変わらず視界良好です。

栗沢山付近でアサヨ峰方面をみると見事半分はガス・・・・これでガスがせき止められ西側には流れません。
ここから駒津峰までは急登が続きます。ここで一息いれ再スタート。


ドンドン登って行くと樹林帯を抜け視界がひらけます。眼下には自分のテントも確認できますね。
いやーー上から見るとやっぱ満員御礼ですな・・。(笑)

↑ 甲斐駒の頂上も姿を見せ始めました。ゴツゴツ感がスゴイです・・・。

南アルプスの山並も見えだしました。
中央が日本第二位の高峰 北岳、その右が 第四位の高峰 間の岳。(第三位は奥穂高岳)
最高の景色ですね。いやーー素晴らしい。

東側のガスがなければ富士山が見えるところなんですが、これだけの景色が見えるのですから贅沢は言えません。
何度もここに登った方が 「初めてこれだけの景色を見ることができた。」
とおっしゃっていたのが印象的でした。初めてここに来てここまで見えれば運がいいと言っても過言ではないでしょう。

駒津峰到着。ここで2740mありますがまだ六合目です・・・・


正面に仙丈ケ岳を望む駒峰山頂はスペースもあり皆さんノンビリ休憩されています。
眺望も抜群でここからは ↓

雲の上に中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス(穂高、槍)などを見ることもできます。
長いレンズをお持ちの方はクッキリとした槍、穂高などを写していらっしゃいました。コンデジでは無理です・・(笑)

そしてこれがど迫力の甲斐駒ケ岳。なんかゴジラを連想しちゃいました。
子供のころ恐いけど好きだったゴジラの登場シーンに雲とあいまってなんか似ていて・・・(笑)
しばしここからの絶景を楽しみ、この頂を目指します。
この少し先で直登コースと巻き道コースに分かれますが、我々三人は打ち合わせどおり直登山コースへ・・・

こんな感じから始まり・・・

↑ 六方石と呼ばれる巨岩を抜けると・・





(↑ クリックで拡大)
と、こんな感じが直登コースですね。
当然それぞれのペースがありますから 待ち なんかもあります。時間が早いのか下りの方が少なかったのは幸いでした。
このコース地図では破線になっていますし(危険ルートの表示)、ガイドブックでも初心者は巻き道を勧めていますが、
特に危険箇所は見当たりませんでした。
経験者同伴、写真等で行けると思われた方なら初心者でも特に問題ないと思われます。
ご自身の責任で判断され、このルート楽しんでみてください。

↑ 核心部を過ぎれば頂上はすぐ・・・甲斐駒ケ岳(2967m)山頂に到着!



なんかこの看板薄くて見えませんねえええ・・・
日本国内には20峰ほどの駒ケ岳があるらしいですがここ甲斐駒が最高峰だそうです。
ちなみに二番目が木曽駒ケ岳(2956m)
伊那の方々は甲斐駒を東駒、木曽駒を西駒と呼ばれているそうで、これで東西料駒ヶ岳に登頂できました。


↑ 頂上は広くこんなのも建っています。日本の山には神様がおられる所が多いようです。
ちょうどいい時間なのでここで3人でお昼にしました。
生憎ガスってきてしまいましたが、時折見せる青空は美しく気分は爽快!!!
しばしのんびりし下山開始。

↓ 同じルートでは面白くないので巻き道へ・・・向こうが岩ならこちらは砂。サラサラで歩きにくかったです。

駒津峰からお二人は登りと同じコースを、私は双児山コースを選択。ノンビリ下りました。

こんな視界の開けた気分のいい登山道でしたが、この先の樹林帯の長いこと長いこと・・
特に疲労のピークのラストスパートだけに異様に長く感じました。実際はそうでもないんでしょうけどね・・

午後からはずーーっと雲に隠れていた甲斐駒ケ岳が双児山にさしかかった時にぬっと現れ、
しばらくここでぼーーっと休憩していたので随分と下山が遅くなっちゃいました。

すでに下山されていたtouch papaさんとinaさんは夕食の準備も終え、祝杯モード。
私も急いで仲間に入れていただきました。



たた残念だったのは前夜の寝不足(いや睡眠ゼロ)がたたって下山時から頭痛がし始めたこと。
おかげで私は


あまり食材を持っていかなかった私はtouch papaさんとinaさんに随分とご馳走になりました。
疲れていたのと食べるのに夢中で写真はなし!!
しばし楽しく談笑しながら食事をし8:00PMころには就寝のためテントに入りました。

仙丈ケ岳編に続く・・・・(続きはこちらからどうぞ)






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Posted by コヒ at 07:30│Comments(8)
│甲斐駒ケ岳
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テントを這い出しイザ仙丈ケ岳へ・・【澄んだ空気と風と静けさを・・・・】at 2013年08月23日 07:30
最近、記事アップに時間がかかりすぎています。これも少し前のお話し・・・・先日のいなかの風会員の日(の記事はこちら)前日休みがとれ、いなかに入る前にどこか手頃な所はないかと...
戸倉山キャンプ場から戸倉山へ【澄んだ空気と風と静けさを・・・・】at 2013年12月02日 07:30
この記事へのコメント
こんにちは。
真夏の日間賀島レポートへコメントありがとうございました。
良いところで子供は大喜びでしたが、この歳になっての海水浴場
は厳しいですね。
山の清涼感が伝わってきて気持ちが安らぎました。
ヘルニア持ちのため登山は厳しそうですが、今週末は二階建ての
ロープウエイで多少なりとも山の気分を味わいたいと思います。
真夏の日間賀島レポートへコメントありがとうございました。
良いところで子供は大喜びでしたが、この歳になっての海水浴場
は厳しいですね。
山の清涼感が伝わってきて気持ちが安らぎました。
ヘルニア持ちのため登山は厳しそうですが、今週末は二階建ての
ロープウエイで多少なりとも山の気分を味わいたいと思います。
Posted by はちべい
at 2013年08月19日 18:19

やはり混んでますね~
しかし景色は最高ですね!
ブームになるのも納得です^^
TouchPaPaさんとの偶然はびっくり!ですね!
・・・私も最近会ってないです^^;
しかし景色は最高ですね!
ブームになるのも納得です^^
TouchPaPaさんとの偶然はびっくり!ですね!
・・・私も最近会ってないです^^;
Posted by ck_lua at 2013年08月20日 22:04
こんにちわ!
二座狙いにはいい所ですよねー
いろんな方のブログで偶然の出会いがあるようですけど
たくさんある山での偶然
運命でしょうか?
当家の山登りはなんだかんだと天気悪い時が多く、
青空と山 いいな~
二座狙いにはいい所ですよねー
いろんな方のブログで偶然の出会いがあるようですけど
たくさんある山での偶然
運命でしょうか?
当家の山登りはなんだかんだと天気悪い時が多く、
青空と山 いいな~
Posted by yoota
at 2013年08月21日 12:36

おはようございます♪
甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳に行ってみたいと
思うのですが、なかなか踏み込めません。
でも何時かはと思っています。(爆)
山で偶然の再会って有るのですねぇ~(笑)
甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳に行ってみたいと
思うのですが、なかなか踏み込めません。
でも何時かはと思っています。(爆)
山で偶然の再会って有るのですねぇ~(笑)
Posted by natsutaku at 2013年08月22日 07:45
はちべいさん、こんにちはー
日間賀、お疲れ様でした。
うちも子供が大きくなってからは海水浴とは縁遠くなってます。
これからは夫婦で山かな?と思ってますよ。(嫁はいやがってます)
おっと!次は新穂高ですか???
昨年も行きましたが、穂高、槍、笠が岳、最高の景色ですよ。
ロープウェイ駅から西穂山荘~西穂高岳と歩きましたが
最高に気持ちよかったです。
お天気が良いといいですね・・。
日間賀、お疲れ様でした。
うちも子供が大きくなってからは海水浴とは縁遠くなってます。
これからは夫婦で山かな?と思ってますよ。(嫁はいやがってます)
おっと!次は新穂高ですか???
昨年も行きましたが、穂高、槍、笠が岳、最高の景色ですよ。
ロープウェイ駅から西穂山荘~西穂高岳と歩きましたが
最高に気持ちよかったです。
お天気が良いといいですね・・。
Posted by コヒ
at 2013年08月22日 13:58

ck_luaさん、こんにちはー
確かにブームなようです。
富士山ほどでないにしろ混雑ぶりは相当なものです・・
いなかで出会うのはよくあることですが、まさか登山口とは・・
偶然とはスゴイものです。
確かにブームなようです。
富士山ほどでないにしろ混雑ぶりは相当なものです・・
いなかで出会うのはよくあることですが、まさか登山口とは・・
偶然とはスゴイものです。
Posted by コヒ
at 2013年08月22日 14:00

yootaさん、こんにちはー
ハイ、一泊二座狙い、ここしかない! で行ってきました。(笑)
どちらも素晴らしい山ですね。間近で見る山容は見事で
山頂からの眺望も最高でした。
確かにお天気次第ですが休日と天気なかなか合わないものです。
偶然の出会いも今回のハイライトでした。
しかしキャンプ場と違い数ある山での偶然はスゴイものです・・。
ハイ、一泊二座狙い、ここしかない! で行ってきました。(笑)
どちらも素晴らしい山ですね。間近で見る山容は見事で
山頂からの眺望も最高でした。
確かにお天気次第ですが休日と天気なかなか合わないものです。
偶然の出会いも今回のハイライトでした。
しかしキャンプ場と違い数ある山での偶然はスゴイものです・・。
Posted by コヒ
at 2013年08月22日 14:10

natsutakuさん、こんにちはー
どちらも素晴らしい山でした。
一度に二座狙えるのはいいですね。体力勝負ですが・・
二泊三日ならバスの時間も気にしなくてよく楽です。
どーーも時間に追われるのは苦手です・・。
どちらも素晴らしい山でした。
一度に二座狙えるのはいいですね。体力勝負ですが・・
二泊三日ならバスの時間も気にしなくてよく楽です。
どーーも時間に追われるのは苦手です・・。
Posted by コヒ
at 2013年08月22日 14:12
