澄んだ空気と風と静けさを・・・・:越百山～南駒ケ岳　森林限界上の稜線へ

2016年08月10日

越百山～南駒ケ岳　森林限界上の稜線へ

かねてから狙っていた中央アルプスの日帰り縦走に行ってきました。

好天に恵まれ厳しくも楽しい山行でした。にっこり

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この時期お天気は比較的安定しますが、連日雷雲が発生し激しい夕立がやってきます。

上で一泊し余裕を持って下山するのが一般的でしょうが、えいっ！といつものように日帰り弾丸。フフフ

コースは伊那谷ダム奥の今朝沢から越百山～仙厓麗～南駒ケ岳～赤梛岳～空木岳　今朝沢への周回ルート。

コースタイムはおよそ１８時間３０分。

天候／時間によって南駒ケ岳からのエスケープも有り。こちらだとコースタイム１６時間４５分

皆さんのお話だとかなり甘いコースタイムのようで実際現地の標識などではこれよりかなり短め。

であれば日帰りも可能だろう・・・という訳でいざ出撃。ウィンク

土曜の夕方、土砂降りの夕立の中登山者駐車場着。かなり局地的な雷雨らしく濡れているところ

乾いているところと路面状況が目まぐるしく変わっていました。

幸い登山口近くはほとんど降っていない様子。（仮眠中に少し降った程度）

さて・・・とにかく夕立が来る前に下山したいので真っ暗なうちにスタート。

駐車場から登山口までしばらく林道歩きですがその間の星空の素晴らしかったこと。びっくり

写真を撮りたくなるぐらいでしたが今回は先を急ぐので５分でも早く出発とパス。

↑　駐車場横の林道ゲート　と　登山口。右が越百山、左が南駒ケ岳方面。　まだ暗闇の中です。にんまり

途中暗いので写真なし・・・明るくなり始めたころに・・

↑　御嶽山　乗鞍岳　穂高連峰。　なんか感動しますねこの風景。
こうして上へ上へとすすむといきなり現れるのが越百小屋。
越百山～南駒ケ岳　森林限界上の稜線へ

↑真っ赤な屋根が有名ですね。多くの登山者の方が早朝から準備をされていました。予約客以外は入れてもらえないそうですから要注意です。実際予約のない登山者が　「下山していただくしかないですね」　と言われたそうです。びっくり

休憩することなく写真を撮って一気に通過。山頂を目指します。

↑　小屋から３０分ほどで越百山山頂に到着。
快晴の下３６０度のパノラマが広がっていました。あはは

↑　南アルプスとちょこんと富士山。

↑　上から　御嶽山　乗鞍岳　北アルプス　（クリックすると拡大します）
ここで朝飯のため１時間ほどノンビリ・・・動きたくなくなりますね・・（笑）
そして・・
越百山～南駒ケ岳　森林限界上の稜線へ

↑　これから向かう縦走路。もっと早くたたないといけないですね。絶景があるとつい・・
越百山～南駒ケ岳　森林限界上の稜線へ

↑　こんなところをいくつも超え、巻き、たどり着いたのが

越百山～南駒ケ岳　森林限界上の稜線へ

↑　仙厓嶺。

↑　振り返れば歩いた道と彼方に越百山。アップダウン多数、にせピーク多数、キツイ・・・（笑）
越百山～南駒ケ岳　森林限界上の稜線へ

↑　もうすぐ・・・・ってここじゃねーのかよ・・・（笑）　まあすぐそこに人がいっぱいいるのが見えますけどね・・
越百山～南駒ケ岳　森林限界上の稜線へ

↑　南駒ケ岳山頂に到着。

今度はここで早めの昼食タイム。またまた少々ノンビリ・・・・

いい稜線歩きが続きましたが少々ガスが上がってきました。

↑　まずは伊那方面からガスが沸きがってきました。やはり山は朝・・・鉄則です。
越百山～南駒ケ岳　森林限界上の稜線へ

↑　すぐそこに赤梛岳と空木が、その向こうには雲の中ですが宝剣岳、木曽駒ヶ岳があります。見えるだけで実際は結構な距離でまた上って下ってですけどね・・
この時まだ午前１０時前でしたから正午ごろに空木でそこから下山も可能でしたが・・上がってきたガスが辺りを覆い始めたため空木に行っても何も見えないと判断。（行くことに意義がある・・とも言えますが）空木は昨年下から上ってますしね。ナイス

このまま下山としました。やはり夕立も怖いですし・・・
南駒ケ岳からの下山路は北沢尾根。危険個所はありませんがルートの解りづらい大岩、そしてハイマツの藪漕ぎ（ハイマツ漕ぎ）がスゴイです。これってハイマツ？松の木じゃないの？と思うような背の高いハイマツのなかをかき分けなければなりません。擦り傷だらけです・・・えーん

　長袖がいいでしょうが暑くて・・・

下山のコースタイムが７時間弱というのはさすがに甘いでしょうが、なかなかのものです。およよ

↑　こんな鎖場もあります。下に向かっている方は登山者で私達下山者はこの鎖を上りここを超えます。
まあメリハリがあって面白い下山ルートとも言えますがね・・・フフフ

という訳で無事１５：００ぐらいに駐車場に着きました。この日は夕立も来ませんでしたから２時間ほどプラスして空木まで行っても１７：００には戻れたことになりますが、あくまで結果論です。ガスってましたし途中で雷がきたら・・・なんて思うとやはり正解だったと思います。
それにしても中央アルプスって人が少ないですね。北ア、南ア、八つなど人気の山は駐車場難、登山道渋滞などの話をよく耳にします。
それに比べ今回上り、稜線歩き、下りに出会った人は数えるほど・・・
天候や日程等もあると思いますが、ロープウェイを利用できる木曽駒ケ岳や宝剣岳を除けばまだまだ静かな山歩きのできる貴重なエリアと実感した次第です。あはは

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